認知症になっても安心して暮らせる地域づくり、「認知症徘徊模擬訓練」の実施を求める

2018年5月8日

認知症は高齢期では誰にでも起こる可能性がある疾病であり、東京都は認知症出現率を平成25年度では、75才以上で10人に一人、80才以上では、4人に一人に近づいているデータを公表しています。

厚生労働省は、認知症のため徘徊し、行方不明となる高齢者が数多くいる問題を受け、調査したところ、今年9月に身元不明のまま福祉施設や病院などで保護されている人が全国に346人おり、そのうち35人が認知症であることがわかりました。しかし、保護されている方の情報は、個人情報保護を理由に明らかにされていないことが多いようです。

先の第2回定例議会で村崎議員、備議員からも認知症施策についての一般質問があり、H25年度では、府中市の介護保険制度を利用している方の半数を超える4,800人が認知症と推測されています。また、府中警察署に通報された所在不明で認知症と思われる高齢者の方の人数は、約130件あったということでした。月10件以上の通報数であり、高齢者数の増加を考えると、認知症の方が行方不明になる前に、地域の中で安全により早く保護する取り組みが求められ、本人や家族にとって安心して暮らせるしくみを構築することが必要です。

認知症になっても、地域で尊厳を持って安心して暮らし続けられる地域づくりを進めている、福岡県大牟田市を始め、東京都内でもその具体的実践が進んでいる自治体があります。地域の見守りの充実として、「認知症徘徊模擬訓練」を毎年実施し、具体的にネットワーク化が進められているようです。府中市でも「ささえ隊」の方々等と連携し「認知症徘徊模擬訓練」ができないかとその実施を求め、12月議会で一般質問をします。

1.「府中市認知症対策指針」の目的、具体的推進内容、認知症サポーター養成講座の目的、推進体制、成果、課題、これまでの受講者数、「ささえ隊」を設けた趣旨、総人数、現在市とどのようなつながりを持ち、どのような活動へと広がっていますか。成果と課題、また、「ささえ隊ネット会議」等の開催目的、現状と課題

2.認知症の方を支えている家族の方々等にとって、日常生活をするうえで困っていることはどのようなことと市は捉えていますか。まちで徘徊している認知症の方等を見かけた場合、市民はどのように対応すればいいですか。どこに連絡をすればいいですか。市民が公的機関に連絡をした場合など、現在、連携ネットワークをするにおいて、課題はどのようなことが挙げられていますか。

3.「認知症徘徊模擬訓練」について伺います。どのような訓練ですか、どのような効果を上げていると聞きますか。府中市でも実施するお考えはありますか。